泉佐野練習会
毎週水曜日18:15~21:00は、泉佐野市の羽倉崎町町会館で練習をしています。
この日(3月28日)は、参加者が少なく6名でしたが、濃~く練習しました。
さて、ここ泉佐野市には「蟻通(ありとおし)神社」という紀貫之ゆかりの神社があります。
能舞台があり、毎年9月には「ありとほし薪能」が行われています。
紀貫之といえば、百人一首35番「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほいける」の作者ですね。
平安時代の歌人紀貫之は、紀州からの帰途、馬上のまま蟻通神社の前を通り過ぎようとします。するとたちまち辺りは曇り雨が降り、乗っていた馬が、病に倒れます。そこへ通りかかった里人(宮守)の進言に従い、傍らの渕で手を清め、その神名を尋ねたところ「ありとほしの神」と言ったのを聞いて歌を詠んで献上します。その歌の功徳で神霊を慰め、霊験があらわれたため、馬の病が回復し、再び京へと旅立ちます。実は里人(宮守)は、蟻通明神の神霊だったという伝承です。このお話は、枕草子「社は」の段に記載されています。(蟻通神社ホームページより)
紀貫之、ちょっとうっかりさんだったようですが、歌の力で神様の怒りを鎮めてしまうとはさすがです。現在の蟻通神社は当時とは違う場所にあるそうですが、神社を訪れて紀貫之に思いをはせ、泉佐野での練習に参加してみませんか?
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